この家に引っ越してきてそろそろ1年、ようやく自分たちの家らしくなってきました。
ずっと賃貸暮らしだったので汚さには慣れていたのですが、その私でも絶句するぐらい特に水回りが絶望的に汚れていました。
トイレは黄色いシミだらけ、浴室のタイルは垢で真っ白、キッチンの換気扇はベトベト、洗面所は水の流れが悪い…
内見したときは気がつかなかったりそこまで見なかったところが、泣きたくなるくらい汚かったです。クリーニングはしていると言っていたのに…
毎日少しずつ磨き続けて、変色や変質で落ちない汚れ以外はすべてきれいに落ちました。
特にすごかったのは洗面所。
排水溝に乗っかっている蓋の取り方がわからず中を見ることができなかったのですが、夫に調べてもらって取り外してみました。
そしたらなんと、髪の毛と埃が中でフエルトのような塊になって、長さ10㎝以上の栓になっていたのです。こんなひどいの初めて見ました。
割りばしと歯ブラシでどうにか取り除いたら、噓のように水が流れるようになりました。
こうしてようやく家中きれいになったのですが、入居からどうしても気になっているところがありました。
玄関のたたきです。
ドアのすぐ近くが黒ずんで、なんとなくくすんでいます。
雑巾で拭いたぐらいではきれいになりませんでした。
毎日玄関を出入りするたびに「汚いなあ」と思いながら、それでも「どうせすぐ汚くなるところだし、窓ガラスの方が優先順位は高いよな」と後回しになっていました。
ある日、業者によるマンションのドア塗装が入った時、ちゃんと養生しなかったのかたたきに黒いシミがたくさん飛び散っています。
ますます汚さが増しました。
そこでようやくちゃんときれいにしようと思い立ちました。
重曹と持ち手のついた硬めのブラシでゴシゴシこすること2日間、薄皮を何枚も剝いだように明るい色が出てきました。
一度きれいにするとあとは簡単、毎週の掃除のルーティンにたたきの雑巾がけを加えたところ、雨の多い新潟でもきれいを保っています。
たたきがきれいになったおかげで玄関が明るくなりました。
きれいに掃除した後は、何度も眺めて「よしよし」と気分もうきうきしています。
「見て見て、きれいでしょう」と何度も呼ばれて見せられる夫はかわいそうですが。
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寒いと体に良くないとあちこちで言われているようなので、今週からエアコンをつけ始めました。
室温12℃でも毛布をかぶっていれば大丈夫、と寒くて暗い部屋にいたのですが、夫に「こんなに寒いと低体温になって死ぬんだよ」と怒られ続けていました。
「ほら見ろ、言ったとおりでしょ」とまた怒られてしまいましたが、ひとりでいる広い部屋にエアコンというのも贅沢な気がしてしまう貧乏性です。
