一昨年、約半年住んだアパートは、外階段の2階でした。
仮住まいのつもりだったので、家賃の安いところをということで契約したのですが、隙間風ですごく寒いし、換気扇から鳥が入ってきて家の中を飛び回ったりと、大変な思いをしました。
おまけに外階段ということで、雪が降った後はつるつる滑ってとても怖かったです。
一昨年は家を建てるつもりでいました。
土地を見つけて、建築家さんに予算を伝えて設計図を書いてもらい、融資の申し込みもしていました。
いざ工務店に詳細な見積もりを出してもらうと、わが家の予算ではまるで足りないことが判明したのです。
コロナの影響による半導体不足やウッドショックなどで、設備機器や資材が大きく値上がりをしていたことが大きな原因でした。
この予算で大丈夫と言っていた建築家さんの見積もりの甘さを少し恨んだりもしましたが、何とか予算内に収まるように何度も打ち合わせを重ね、設計の変更を行いました。
あれもこれもあきらめ、どんどん小さな家になり、最終的に出てきた案は最初の希望とは遠くかけ離れたものでした。
私たちの希望は、年を取ってからも安全に楽しく暮らせるような平屋と、バイク2台と車を入れられるガレージ、その2つだけです。
それが、小さな総二階でガレージのない家です。
80坪以上ある土地の隅っこに小さな家。それでも予算を1千万円以上もオーバーした見積もりが出てきました。
夫の現在の年収では見積金額ぐらいは借りられるようです。
でも、もういい、こんなに気に入らない家を無理して建てても、きっと楽しい生活は送れない、ことあるごとに「こんなはずじゃなかった」と思うに違いないとそう思ったのです。
夫に伝えると、夫も「僕もそう思ってた。やめよう。」と言いました。
それからは土地の手付金を放棄した上に違約金も支払って解約し、測量費用や設計料などを精算してもらい、痛い出費でしたがすべてきれいにすることができました。
一番問題にしたことは、やはり予算オーバーでした。
返済期間と返済金額から計算して、これなら何とかなるかなという金額を算出しました。
いつまで現役で働けるかわからないので、年金生活になってからも返済できる金額にしたかったのです。
わが家では週1で外食(行きつけの居酒屋)、月1で温泉、年1,2回5日から10日くらいのロングツーリングが恒例です。
これをあきらめてまで家を建てるつもりはありません。夫も同じです。
ですので、年金生活に入ってからのローン返済も無理なくできる金額というのは絶対に譲れない条件でした。
幸い、予算の範囲内の金額で今のマンションが見つかって、寒いアパートとはさよならができたというわけです。
東京では億を超える金額のマンションがどんどん売れているというニュースを見ると、もう東京には住めないなと思います。
パワーカップルがローンを組んで購入しているなんて話を聞くと、若いのにこんな借金背負って大丈夫かなと心配になります。
借りられる金額じゃなくて返せる金額で考えないと、後々大変なことになりそうで怖いです。
大丈夫なのかな。身の丈生活がいいように思うのですが。
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すっかり忘れていましたが、今日はダスキンのモップ交換の日でした。
前回の交換からもう1か月過ぎたなんて。
恐ろしいほど月日が経つのが早いです。