朝からどしゃ降り
部屋の前に川が流れていたため、朝になるまで雨か川の音かわかりませんでした。
川の音であってくれとの願いも虚しく、日帰りなら決して走らないレベルの雨が降っています。
予定では海沿いの景色の良い下道をずっと走って、碁石海岸や龍泉洞、浄土ヶ浜など観光もするはずでした。
天気予報では大雨、まったく止むことのない大雨とのことです。
すべての予定を白紙にして、今日は移動の日としました。
東北はまたじっくり訪れたいところなので、今回行きそこなった景勝地は来年以降再々チャレンジすることにします。
出発です
国道342号からすぐ東北道に入って最短距離で今日の宿「国民宿舎くろさき荘」へ向かいます。
途中高速や自動車専用道路など、少しでも早く到着するために使えるものはすべて使います。
景色などどうでもいい、見る余裕もありません。
三陸沿岸道路を宮古中央ICで降りて、シートピアなあど(道の駅みやこ)でトイレ休憩です。
ここは道の駅の建物と離れた場所にトイレとちょっとした休憩スペースがあり、しかもほとんど人がいないのでずぶ濡れのカッパで入るのに抵抗がなくて助かりました。
一路くろさき荘へ
トイレ休憩だけで再び三陸沿岸道路に戻ります。
途中、浄土ヶ浜や岩泉龍泉洞なんて見ると、「ああ、行きたかったなあ」「明日はいけるかな」などと考えてしまいます。
今日の宿までは距離的にはそれほどありませんが、何せひどい雨ですのでゆっくり走るとそれなりに時間がかかります。
霧も所々でだいぶ濃く、前の車が見えないほどのところもあります。
対向車線のトラックにバケツでかけられたような水しぶきを浴びせられたり、雹かと思うほどの痛さの雨に打ちつけられたりと、散々な目にあいながら午後3時過ぎに国民宿舎くろさき荘に到着しました。
昨年予約しながら直前にキャンセルして行けなかった憧れの宿です。
絶景と美味しい海の幸たくさんの食事と温泉。
絶景は望めるかどうか微妙ですが、食事はとっても楽しみです。
国民宿舎くろさき荘
建物は古そうですが、館内は清潔です。
部屋もリフォームしたばかりで広くてとてもきれいです。
1泊じゃもったいない気がします。
今日は2組しか宿泊客がいないようで、お風呂も空いていて気持ちよかったです。
ものすごい霧が出ていて何も見えませんでしたが、お風呂からは海が一望できて素晴らしい眺めだったようです。ちょっと残念でした。
いよいよ食事です。
ウニにホタテにアワビ。
なんと贅沢なんでしょう。
どれを食べても本当に美味しかったです。
特に、ホヤの酢の物がびっくりするほど柔らかくて美味しかったです。
ホヤはずいぶん昔に都内の寿司屋で食べさせられて、生臭くて懲りたことがありました。
まったく別の食べ物でした。
そして生ビール。
大を頼んだら、いわゆるメガジョッキ。これが800円とか、安すぎです。
美味しい、美味しいで大満足、今日のつらい走りを補って余りあるほどの満足度でした。
雨のため写真はほとんどありませんでした。
明日は晴れますように。
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マンションの管理人さんはバイクが大好きです。
今回も朝出発するときに「エンジンの音が聞きたいから出るまで見てよう」と見送ってくれました。
帰った翌日、「ご苦労さん、雨大変だったろ」とねぎらってもらいました。
今度はお土産買ってこようかな。